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6週目の超音波(エコー)検査の特徴|妊婦が意識したいポイントは?


妊婦健診で行われる超音波検査とは、超音波を当てて子宮内部の様子を画像で映し出す検査方法です。妊娠初期には、胎児(胎芽)の発育の経過観察をしたり、異常を見つけたりする目的で検査が行われます。

 

ここでは、妊娠6週目の超音波(エコー)検査でわかることや、この時期の妊婦さんが気をつけたい点をお伝えします。これから妊娠6週を迎える妊婦さんは、ご自身の妊娠週数に応じて必要な知識を身に着け、出産に備えましょう。

 

妊娠6週目の超音波(エコー)検査でわかること

妊娠6週目に超音波検査を受けると、どんなことがわかるのでしょうか。まずは、この時期に子宮にある胎芽の様子や、発育状況についてお伝えしていきます。

 

胎嚢(たいのう)を確認できる

妊娠6週目には、超音波検査で胎嚢を確認できます。胎嚢とは、胎芽(たいが)が入っている袋のことを指します。胎芽は、妊娠10週未満でまだ器官や構造が十分に形成されていない段階の呼び方です(8週未満とする説もあります)。成長すると胎児と呼ばれるようになります。この時期のエコー検査では、子宮内にある胎嚢が黒っぽく映ります。

 

卵黄嚢(らんおうのう)が見える

妊娠6週目の超音波検査では、胎嚢の中に卵黄嚢が見られるのが特徴です。卵黄嚢には、胎芽へ栄養を届ける役割があります。エコー検査で見ると、胎嚢の中に白っぽいリングのような形状が確認できるでしょう。妊娠6週前後になると、この卵黄嚢の近くに胎芽が確認できる場合があり、しだいに卵黄嚢の形状もはっきりと見えるようになります。

 

胎芽(たいが)を確認できる場合がある

妊娠6週目の胎芽は、数ミリ程度とサイズが非常に小さく、まだ人間らしい形はしていません。超音波検査を受けると、場合によっては胎芽を確認できることもあります。胎芽に目・耳・手・足などの原型が形成され始める時期です。あくまで原型であるため、目や耳は小さなくぼみのように、手や足は小さな突起のように見えるでしょう。

 

心拍を確認できる

妊娠6週目に超音波検査を受けると、胎芽の心拍を確認できます。心臓はすでに拍動していますが、この時点ではまだ完成されていません。その後、心臓には右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋が作られていきます。このように未完成の段階から心臓が働き続けることで、血液を循環させて体の発育を助けているのです。

 

妊娠6週目の母体の特徴

妊娠6週目を迎えると、妊婦さんはつわりの症状が強くなったり、喉が渇きやすくなったりする場合があります。妊娠による体と心の変化について理解しておきましょう。

 

つわりの症状が強くなる

妊娠6週目の妊婦さんは、つわりによる吐き気が強くなることがあります。妊娠後に分泌されるホルモンの影響で、体が変化し始めるためです。ほかにも、妊婦さんの体には感覚の変化が見られるかもしれません。妊娠前と味覚が変わったり、匂いに敏感になったりする妊婦さんもいます。気持ちの面でもイライラしたり情緒不安定になったりしやすいため、心身の調子が悪いときは無理をしないことが大切です。

 

喉が渇きやすくなる

妊娠すると、これまでよりも多くの水分を摂取しなければなりません。妊婦さんの体は、胎芽を育てるうえで血液の量を増やしたり羊水を保ったりするため、たくさんの水分を必要としています。そのため、妊娠前と比べて喉が渇きやすくなるのです。体に必要な水分が不足すると、脱水症状を引き起こすおそれがあるためご注意ください。つわりの症状がひどいときでも、水分補給はこまめに行うと良いでしょう。

 

流産になる可能性がある

妊娠6週目は妊娠初期にあたり、流産のリスクが懸念されています。流産の主な原因は受精卵の異常だと考えられており、偶発的に生じることがほとんどです。そのため、妊婦さんがどんなに注意していても、流産になる可能性は避けられません。また、受精卵が着床できずに月経を迎えてしまう、「ケミカル・アボーション(化学流産)」が起こることもあります。妊娠検査薬で陽性と判定された後、初期の流産が起こるリスクも理解しておきましょう。

 

妊娠6週目に妊婦が気をつけたいこと

妊娠6週目を迎えた妊婦さんには、普段から気をつけておきたいことが多くあります。日常生活においても配慮が必要となるため、以下の注意点を押さえておきましょう。

 

食事に気を使う

妊娠6週を迎えたら、普段の食事にも気を使い始めましょう。まず、妊娠中の体には多くの水分が必要となるため、こまめに水を飲むよう心がけます。食生活では、葉酸・鉄分・ビタミンなどの栄養素をバランス良く摂取してください。特に、葉酸は神経系の発育に必要であり、適切に摂取することで先天異常の予防につながると考えられています。つわりの影響で栄養が偏りやすいときは、サプリメントで補う方法もあります。

 

薬の服用は医師に相談する

妊娠初期にあたる妊娠6週目は、胎芽が発育して人間らしい形が少しずつ作られ始める時期です。そのため、妊婦さんが医薬品を服用するときは、母体や胎芽への影響に配慮する必要があります。あらかじめ産婦人科を受診し、服用について医師に相談していただくことをおすすめします。妊娠前から持病の薬を服用している方も、妊娠がわかったら診察時に服用の可否を問い合わせておくと安心です。

 

マタニティウエアを揃える

妊婦さんの体は、妊娠6週目以降もさまざまな変化を遂げ、少しずつ体型が変わっていきます。妊娠初期は胸が張り始め、お腹が大きくなり始める時期です。妊娠中を安全で快適に過ごすために、伸縮性の高いマタニティウエアを揃えておきましょう。その際は、動きやすくて体への負担が少ない衣服が理想です。体型の変化へ柔軟に対応しやすいタイプのマタニティウエアを選ぶと、妊娠中だけでなく産後まで長く使えます。

 

妊娠6週目を健やかに過ごしましょう

妊娠6週目は、超音波検査で胎嚢や卵黄嚢を確認できるようになります。胎芽はまだ非常に小さいものの、場合によっては確認できる場合があります。この時期は、つわりがひどくなったり、喉が渇きやすくなったりする妊婦さんが珍しくありません。日常生活でも注意することや心配なことが増えてくるため、心身に無理がないよう健やかにお過ごしください。

運営者情報
NIPT平石クリニック

院長紹介
(ヒライシ タカヒサ)


専門は内科、消化器科、スポーツ医学。
いつでも頼りになる医療を、さらに日々進化する医療を常に身近に、皆様にとって、なんでも相談出来るようなクリニックを目指しております。

高齢出産が増えている傾向にある日本で、流産のリスクを抑えた検査が出来るNIPT(新型出生前診断)の重要性を高く考え、広く検査が知れ渡りみなさまに利用していただける事を目指しております。


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