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逆子の基礎知識|障害との関係性、主な原因や出産時の想定リスクは?

妊婦健診の超音波(エコー)検査で、逆子が見つかることがあります。逆子とは一体どのような状態を指すのでしょうか。また、もし逆子であるなら胎児や妊婦さんにはどのようなリスクが想定されるのでしょうか。事前に知識を身に着けておきましょう。

 

ここでは、逆子に関する基礎知識をお伝えします。エコー検査で逆子といわれた方や、障害との関係を心配される方は、出産に備えるために参考にしてみてください。

 

逆子とは?

逆子とはどのような状態を指すのでしょうか。初めに逆子の基礎知識や、逆子になる原因についてお伝えしていきます。妊婦さんや妊娠を控える方はご一読ください。

 

逆子の基礎知識

逆子とは、お腹の中で胎児の頭が上にある状態のことです。通常であれば、出産が近づくにつれて頭部が重くなるため、胎児の頭は子宮口のある下を向いた状態になります。この子宮の縦軸と胎児の縦軸との位置関係を「胎位」といい、頭が下を向いた一般的な胎位は「頭位」と呼ばれます。それに対して、逆子は胎位の異常に分類され、「骨盤位」や「臀位」などと呼ばれます。ほかにも、胎児の頭が真横を向いた「横位」や、斜め上または下を向いた「斜位」などが、まれに見られるようです。

 

逆子をはじめとした胎位の異常は、妊婦健診で行われている超音波(エコー)検査により調べられます。エコー検査は、子宮に超音波を当てて胎児の様子を確認する検査方法です。胎児の発育の経過を見るとともに、体の位置や向きなどの異常も調べます。なお、一時的に胎児が逆子になっても、自然と頭位へ戻る場合が少なくありません。ほとんどの妊婦さんは分娩までに胎位が正常になり、分娩時に逆子である確率は約3~5%ともいわれます。このような理由から、逆子の診断は妊娠30~32週を目安に行われます。

 

逆子になる原因

胎児が逆子になる原因は、ほとんどのケースで不明とされているものの、いくつかの要素が関係していると考えられます。たとえば、羊水量が通常よりも過剰となる羊水過多や、無脳症といった胎児の形態異常はその一例です。ほかにも、多胎妊娠などが関係して、胎盤が子宮の低い位置に付いている場合もあります。そもそも胎児が回転をすると、頭部の重さや子宮のスペースの影響で、自然と頭が下を向きやすいのです。そのため、胎児や母体に何らかの要因があり、胎児が回転するのを妨げられた結果、逆子が起こるともいわれます。

 

逆子の出産時に想定されるリスクと対処法

逆子の出産では、母体と胎児のどちらにもリスクが想定されます。万が一、逆子のままで出産を迎えることになったら、医療機関で適切な説明を受けて対処しましょう。

 

逆子のまま出産するときに想定されるリスク

胎児が逆子のままで出産を迎える妊婦さんは、通常よりも早い段階で破水しやすく、また早産のリスクも上がるとされています。さらには出産時に赤ちゃんが低酸素状態になる危険性についても留意しましょう。これは、破水したときに赤ちゃんよりもへその緒が先に子宮外へ出てしまう「臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)」の影響が懸念されるためです。ほかにも、赤ちゃんの頭部が骨盤に引っかかり、出てきづらくなるおそれがあります。このように、逆子の出産には母体側と胎児側の両方にリスクが想定されるため、医療機関では自然分娩ではなく帝王切開による出産を推奨されることがあります

 

逆子になったときの対処法

万が一、胎児が逆子になったときは、「外回転術(骨盤位外回転術)」を受ける方法があります。外回転術とは、医師が妊婦さんのお腹の外から胎児を回転させて、逆子の状態を回避する矯正法です。医学的根拠に基づいた方法で、かつ成功率が高いとされることから、先進諸国で推奨されています。それに対して、民間で行われる逆子体操などは医学的な根拠がなく、効果が期待できるとは限りません。逆子になったときの対処法として、医療機関で十分な説明を受けたうえで、妊婦さんやご家族が納得できる選択をすることが大切です。

 

逆子は障害の有無に関係する?

胎児が逆子であるとわかったとき、妊婦さんは今後に控える出産について、多くの不安を抱えていらっしゃるでしょう。それだけでなく、胎児の健康状態について心配される方も少なくありません。しかし、胎児が逆子であるからといって、胎児の形態異常の確率が上がるわけではないのです。たしかに形態異常の胎児が逆子になることはありますが、逆子であるからといってその確率が高いとはいえません。

 

逆子の胎児の健康を調べる方法

今回は、逆子の基礎知識や出産で想定されるリスクについてお伝えしました。逆子とは子宮内で胎児の頭が上を向いた状態を指し、胎位の異常とされています。主に妊婦健診の超音波検査で発見されます。逆子のまま出産すると母体と胎児へのリスクが懸念されますが、多くのケースでは出産前に自然と正常な胎位に戻るようです。逆子になる原因のひとつに胎児の形態異常が挙げられますが、逆子だから形態異常をもつ確率が高いとはいえません

 

なお、高齢出産では胎児の先天異常の確率が高まります。一般的に高齢出産と呼ばれるのは、妊婦さんが35歳以上である場合です。そのため、今後の出産に備えるうえで出生前診断を検討する方もいらっしゃいます。出生前診断の検査を受けると、妊娠中の時点で胎児の先天異常の有無を調べられます。胎児の健康状態を知るために、「NIPT(新型出生前診断)」をはじめとした検査を受ける選択肢があることを、理解しておきましょう。

 

胎児の健康状態を心配される妊婦さんは、出生前診断を受ける選択肢があります。平石クリニックでは、NIPTの検査を提供しています。こちらは「21トリソミー(ダウン症候群)」「18トリソミー(エドワーズ症候群)」「13トリソミー(パトー症候群)」などの可能性を調べられる検査方法です。採血のみで受検できるため、妊婦さんや胎児へのリスクがほとんどありません。

 

NIPTの検査は、高齢出産の方や胎児の健康状態が気になる方をはじめとして、多くの妊婦さんにご利用いただいています。平石クリニックのNIPTは、幅広い方へ検査の機会を提供する目的で、妊婦さんの年齢制限がございません。また、パートナーの方に同伴していただく必要もございません。当院では認定遺伝カウンセラーによる電話相談を無料で提供しています。検査を受ける前に専門家への相談が必要な方は、ご遠慮なくご利用ください。

運営者情報
NIPT平石クリニック

院長紹介
(ヒライシ タカヒサ)


専門は内科、消化器科、スポーツ医学。
いつでも頼りになる医療を、さらに日々進化する医療を常に身近に、皆様にとって、なんでも相談出来るようなクリニックを目指しております。

高齢出産が増えている傾向にある日本で、流産のリスクを抑えた検査が出来るNIPT(新型出生前診断)の重要性を高く考え、広く検査が知れ渡りみなさまに利用していただける事を目指しております。


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