NIPTとは?
母体から採血して血液を検査し
胎児の染色体異常を調べる検査のことです。
新型出生前診断・NIPTは、お母さまの血液から胎児の3種類の染色体異常を調べることができる、スクリーニング検査です。
当院は、妊婦様・ご家族様に正しい染色体異常の知識をご提供し、ご理解いただいた上で出生前の検査を受けていただきます。
- パトー症候群
(13トリソミー) - エドワーズ症候群
(18トリソミー) - ダウン症候群
(21トリソミー) - 性染色体検査
- 全染色体検査
- 微小欠失検査
上記の染色体異常を調べることができます。妊婦さんからのわずかな採血で検査ができるため、母体への負担が少なく、流産や感染症のリスクがないのが最大の特徴です。
その他にも「検査精度が高い」、「妊娠早期でも検査できる」といったメリットがあります。
表を左右にフリックしてご覧ください。
検査種類 | 検査時期 | 検査でわかる事 | 検査特徴 |
---|---|---|---|
新型出生前診断(NIPT) | 10~16週 | 染色体異常(性染色体を含む)、微小欠失 | 非確定検査/流産リスクなし |
母体血清マーカー検査 | 15~21週 | 18、21トリソミー、開放性神経管欠損症 | 非確定検査/流産リスクなし |
超音波検査:エコー | 11週~ | NT、静脈管血流量、心臓の三尖逆流など | 非確定検査/流産リスクなし |
絨毛検査 | 10週~14週 | 染色体異常(性染色体異常を含む) | 確定検査/流産リスクあり |
羊水検査 | 15週~16週 | 染色体異常(性染色体異常を含む) | 確定検査/流産リスクあり |
NIPT検査とは?
妊娠中、セルフリーDNAが胎盤から漏出し、お母さんの血液の中を循環しています。 そのため、母体血中には胎児由来のセルフリーDNAと母体由来のセルフリーDNAが混在しています。 NIPT検査ではこの胎児由来セルフリーDNAの遺伝子配列を解読することで、 DNA 断片が何番染色体に由来しているかを判定し、染色体異常を検出します。