妊婦さんにお勧め?エビオス錠とつわりについて!

つわりは妊娠5~6週から始まり、12~16週ごろに治まると言われていますが、この2~3カ月の間が妊婦さんにとっては辛い日々になります。何とか症状を緩和したいと思われている方に試してもらいたいのが、エビオス錠です。
ビールで有名なアサヒビールのグループ会社が製造・販売している栄養剤ですが、つわりに効果があるとのこと!エビオス錠とはどんなお薬か、エビオス錠のつわりへの効果などをご紹介したいと思います。

エビオス錠とは?

エビオス錠は、ビール酵母から生まれた栄養剤で、ビタミンB1・B2・B6、アミノ酸、食物繊維、ミネラルなど40種類の栄養成分が含まれています。
エビオス錠の原料である天然素材のビール酵母は、ビール作りになくてはならない微生物(菌類)です。ビールは「麦酒」とも言い、大麦の麦芽が原料になります。この麦芽を副材料と混ぜて糖化させ、ろ過し、ホップやビール酵母を混ぜて発酵させたものがビールになります。ビールは製造過程で濾過され、大半のビール酵母が濾しとられるため、ビールにはビール酵母は含まれていません。
栄養豊富なビール酵母は、ビール酵母を乾燥させた粉末食品やサプリメントなどの健康食品や、エビオス錠などの指定医薬部外品で摂取できます。
このビール酵母は、栄養剤としてだけでなく、さまざまな効果を発揮します。
ちなみにエビオス錠は、大日本麦酒の工場があった「恵比寿」と、命の元という意味のラテン語「BIOS」を合体させたことが名前の由来になっています。

エビオス錠の効果

エビオス錠の効果は大きく3つあります。それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

胃腸症状の緩和・改善

飲みすぎや食べすぎによる胃もたれや胸やけ、胸のつかえ、吐き気、二日酔い、嘔吐などの症状に効果があります。年末年始の忘年会・新年会シーズンにあると安心ですね。
年齢とともに機能が低下する胃や腸の働きを調整してくれる働きもあり、胃もたれや消化不良、食欲不振、お腹の張りなどの症状がある人にも効果的です。つわり中の妊婦さんにもこの効果が期待できます。
つわりの症状は、食欲不振や吐き気、嘔吐などの胃腸症状が主になる場合が多く、それらの症状の緩和は妊婦さんの生活の質を向上させてくれます。エビオス錠は、栄養補給とつわりの緩和ができる、つわりの救世主になってくれるかもしれません。

栄養補給

栄養の補給には食事が必要になりますが、食欲が低下したり、食べる量が少なくなったりしている高齢者や虚弱体質の方は栄養状態が悪くなりがちです。つわり中の妊婦さんも同じことが言えます。天然素材由来の栄養成分なので、妊婦さんも安心して栄養補給ができます。
エビオス錠は、40種類の栄養成分を一度に摂取できます。ただ、1回に10錠を3回服用するのが正しい用法用量なので、つわり中の方が飲みきるのは難しいかもしれません。全部飲まないといけないわけではないので、気持ち悪くならない量だけ服用するのがいいでしょう。

必須アミノ酸の補給

胎児の成長にはタンパク質が不可欠ですが、このタンパク質を構成するのが20種類のアミノ酸になります。20種類のうち、ひとつでも欠けるとタンパク質を構成できませんが、9種類の必須アミノ酸は人間の体内では作ることができません。そのため、必須アミノ酸は、食事で摂ることが必要になります。
必須アミノ酸は、牛肉やマグロの赤身、鶏卵、牛乳などに多く含まれますが、つわり中には摂りづらい食品でもあります。
エビオス錠は、必須アミノ酸9種類を含む18種類のアミノ酸が含まれているため、十分なアミノ酸の補給ができます。

エビオス錠の成分

エビオス錠には、15歳以上の1日量30錠当たり7125mgの乾燥酵母が含まれています。
そしてその中に下記40種類の栄養成分が含まれています。栄養成分の量は下記のとおりになります。

一般組成

  • エネルギー 22.3kcal
  • たんぱく質 3.9g
  • 脂質 0.28g
  • 糖質 0〜0.10g
  • 食物繊維 2.0g
  • ナトリウム 2〜29mg

ビタミン

  • ビタミンB1 0.72mg
  • ビタミンB2 0.20mg
  • ビタミンB6 0.17mg
  • ナイアシン 3.1mg
  • 葉酸 92μg
  • パントテン酸 0.34mg
  • ビオチン 9.3μg

ビタミン関連化合物

  • イノシトール 26mg
  • コリン 19mg

ビタミン関連化合物

  • カルシウム 8~23mg
  • 鉄 0.39mg
  • カリウム 124mg
  • マグネシウム 18mg
  • リン 131mg
  • 銅 0.02mg
  • 亜鉛 0.43mg
  • マンガン 0.05mg
  • セレン 4.6μg

たんぱく質(アミノ酸組成として)

  • リジン 290mg
  • イソロイシン 170mg
  • ロイシン 265mg
  • メチオニン 61mg
  • フェニルアラニン 160mg
  • スレオニン(トレオニン) 190mg
  • トリプトファン 51mg
  • ヒスチジン 91mg
  • バリン 206mg
  • シスチン 36mg
  • チロシン 112mg
  • アルギニン 210mg
  • アラニン 254mg
  • アスパラギン酸 377mg
  • グルタミン酸 450mg
  • グリシン 167mg
  • プロリン 138mg
  • セリン 201mg

総グルタチオン 15mg

核酸

  • RNA 296mg
  • DNA 9.0mg

プリン体

  • プリン体 113.3mg

上記の成分の中で、リジン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン 、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジン、バリンの9つが必須アミノ酸になります。
タンパク質以外に、妊娠中に摂っておきたい葉酸、鉄分、カルシウム、ビタミン、食物繊維などの成分も含まれています。栄養を補助するものなのでこれだけでは1日の摂取基準には満たないですが、各栄養素をバランスよく摂取できます。

エビオス錠は妊娠中に飲んで大丈夫?

エビオス錠はビール酵母が原料ですので、妊婦さんも安心の天然由来の成分になります。エビオス錠の公式サイトには、「妊娠中や授乳中の栄養補給にオススメ」との記載もあるため、産前・産後も活躍してくれます。5歳以上のお子様の栄養補給にも使用できるため、親子で服用するのもいいかもしれません。子どもの服用量は大人と違うため、用法用量を確認するようにしましょう。

年齢 服用量
15歳以上 1回10錠
11歳以上15歳未満 1回8錠
7歳以上11歳未満 1回5錠
5歳以上7歳未満 1回3錠
5歳未満の乳幼児 服用しない

また、つわり中にエビオス錠を飲むことで、つわりを軽減する効果も期待できるため、栄養補給とつわりの緩和効果の一石二鳥を狙うことができます。
ただし、妊娠前からの基礎疾患や妊娠中の合併症(妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など)がある場合には、服用する前に医師に相談するようにしましょう。プリン体が多く含まれるため、プリン体代謝異常のある方や、ご家族に痛風(尿酸が体の中に溜まり、それが結晶化したものによって激しい関節炎を引き起こす病気)や高尿酸血症(血液中の尿酸の値が高い状態)の方がいる場合も、医師に相談しておいたほうが安心です。

エビオス錠はどんな人にお勧め?

つわり中の妊婦さんにエビオス錠はおすすめです。胃腸症状の激しくなるつわり中に、胃腸を労わってくれ、さらに栄養補給まででき、つわりの緩和も期待できる優れ物です。錠剤を飲み込むのが辛くなければ、ぜひ一度試してみましょう。
つわりが終わった後も、妊娠後期には子宮が大きくなることで胃腸症状がまた出ることがあるので、その際にも活躍してくれるでしょう。
ただ、つわりでなにも全く食べられず、嘔吐が続く場合には、エビオス錠を無理に飲むのはやめましょう。ひどいつわりは妊娠悪阻と呼ばれ、脱水や栄養状態の悪化が心配されます。点滴の投与や吐き気止め・漢方の処方など、治療が必要な場合もありますので、我慢せずに病院に行き、医師に相談しましょう。

エビオス錠は飲みにくい?

エビオス錠の難点が、錠剤が大きめであることと、大人の内服量が1回に10錠を1日3回と多いこと、匂いが独特であることが挙げられます。
つわり中は、飲み込むのが辛い場合も多く、硬く大きめの錠剤は喉を通りにくいという場合もあります。加えて、1回に10錠も飲むのはなかなか辛いかもしれません。絶対に10錠ずつ飲まないといけないというものではありませんので、飲める分だけ使うのもいいでしょう。つわりのむかむかが辛いときに、何錠か飲むというのもおすすめです。
また、エビオス錠には独特のにおいがあります。酵母の香りなので有害なものではないのですが、においに敏感なつわり時期には刺激になってしまう場合があります。
これらの難点をクリアできるなら、きっとつわり中の強い味方になってくれることでしょう。
エビオス錠は1日あたりの内服量が30錠と多いため、600錠入り・1200錠入り・2000錠入りの3タイプが販売されています。もし、買ってみたけどやっぱり飲めないとなった時にも、ご家族で使うことができるので安心です。飲み会のあとのパパや、胃腸が弱り気味のおじいちゃん・おばあちゃんに勧めてあげましょう。
つわりにお悩み中の方は、エビオス錠を一度試してみるのもいいでしょう。

大切な命と安心な出産のために

当院では、ご希望される妊婦様、ご家族様がNIPT検査内容を理解して受けられる環境をご提供します。
新型出生前診断・NIPTは、お母さまの血液から胎児の3種類の染色体異常を調べることができる、スクリーニング検査です。

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