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妊娠中に飲みたいルイボスティー!効果や選び方について紹介します


ルイボスティーは、南アフリカ共和国にあるセダルバーグ山脈の中腹で育つルイボスを原料としたお茶のことです。ルイボスはマメ科の植物なので、紅茶や緑茶などのようにカフェインを含まないため、妊娠中でも気にせずに飲めます。また、ポリフェノールやビタミン、ミネラルを豊富に含むので冷え症の改善や血流の改善、免疫力の向上、便秘解消などさまざまな効果を期待できます。今回は妊婦さんにもおすすめのルイボスティーの効果や種類、選び方、飲み方についてわかりやすくまとめます。

妊婦さんにおすすめ?ルイボスティーの効果について

ルイボスティーには、抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので、さまざまな効果を期待できます。そのため、アフリカの人々はルイボスティーを「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」と呼んで大事にしてきたといいます。代表的な効果は、以下のようなものが挙げられます。

冷え性の改善

ルイボスティーには、血流を改善させ体を温める効果があるため、妊娠の大敵である冷え症の改善が期待できます。ポリフェノールのひとつであるフラボノイドが含まれており、脂質や糖質の代謝を高める作用があるので体温が上昇するといわれています。

免疫力アップ

ルイボスティーに含まれるポリフェノールやビタミンには、免疫力を上げる効果を期待できます。また、ルイボスティーは血流を改善して体を温める効果があります。体温が上がると免疫力も上がるといわれています。

ダイエット効果

ルイボスティーには代謝を高める作用があるのでダイエット効果を期待できます。また、カリウムが含まれるので利尿作用があり、むくみが解消されます。腸内環境を整えたり、便秘を解消したりする効果もあります。むくみや便秘がある人にとっては、ルイボスティーを飲むことでダイエット効果を実感できるかもしれません。

毛細血管の活性化

ルイボスティーには、毛細血管のはたらきを強めるルチンという成分が含まれています。毛細血管は、全身の血管の約99%を占め、栄養や酸素を運んでいます。毛細血管が正常にはたらくと、血液の流れもよくなり、体の中の不要な老廃物も排出しやすくなります。

美肌の維持

活性酸素は体にとって有害な物質を除去するために必要ですが、過剰に産生されると老化やがんなどの原因になります。ポリフェノールには抗酸化作用があるので、老化を防ぐアンチエイジング効果があります。ルイボスティーには、ポリフェノールが豊富に含まれているのでシワやシミなどの肌の老化を予防する効果を期待できます。また、ルイボスティーにはビタミンやミネラルも豊富に含まれているので、健康な肌を維持するために理想的な飲み物といえます。

便秘の改善

腸内には、善玉菌と悪玉菌、日和見菌が存在します。脂っこい食事や甘いものを多く食べたり、野菜や穀物をあまり食べなかったりすると腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が優位になると便秘になります。便秘に悩まされる妊婦も多いようです。
ルイボスティーに含まれるポリフェノールには、腸内の悪玉菌の増加を抑制するはたらきがあるので便秘の改善を期待できます。また、ルイボスティーに含まれるマグネシウムは便をやわらかくして、排出しやすくする作用があります。

アレルギー疾患の緩和

花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患で悩んでいる方の数は増えていることがわかっています。効果はゆるやかといわれていますが、ルイボスティーに含まれるポリフェノールによってアレルギー疾患の原因であるヒスタミンと呼ばれる物質を下げることが確認されています。

妊婦だけじゃない!妊活中から産後まで嬉しいルイボスティーの効果とは?

ルイボスティーは、ノンカフェインなので妊活中、妊娠中、産後といつでも気にせず飲むことができます。カフェインは少量であれば問題ないとはいわれていますが、胎児や乳児に影響が出る可能性があるので、妊娠中や授乳中にはできれば控えた方がよいといわれています。

妊活中

ルイボスティーには、抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれているので妊活中には卵子の老化を防ぐ効果を期待できます。
また、ルイボスティーには血流を改善する効果があるので妊娠しやすい体の助けになることを期待できます。

妊娠中

ルイボスティーには胎児の発育に必要なカルシウムや鉄、亜鉛などが含まれています。妊娠中は便秘やむくみなどに悩まされる妊婦さんも多いです。ルイボスティーには悪玉菌を減らして腸内環境を整える効果やマグネシウムによって便秘を改善する効果があります。ルイボスティーにはカリウムが含まれており、利尿作用によってむくみを改善します。ただし、妊娠28週以降の妊娠後期に大量にルイボスティーを摂取すると胎児の動脈管早期閉鎖を引き起こす可能性があることが指摘されているので、飲み過ぎないようにしましょう。医学的な検証はまだ十分ではなく、どれくらいの量を飲んだら胎児に影響が出るかもわかっていません。現時点では、1日に2-3杯程度であれば問題ないと考えられています。

授乳中・産後

授乳中は、母乳が産生されるため多くの水分を必要とします。ルイボスティーには、乳児の発育に必要なカルシウムや鉄、亜鉛などが含まれているので授乳中の水分補給に適しています。産後は、乳児の世話や睡眠不足、ホルモンバランスの変化、ストレスなどで疲れを感じるお母さんが多いです。抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含むルイボスティーは、免疫力を上げる作用もあるので産後のお母さんをサポートしてくれます。

ルイボスティーの種類

最近では、ルイボスティーがペットボトルで販売されており、目にする機会が増えています。日本でよく目にするのは、赤い色をしたルイボスティーではないでしょうか。しかし、実はルイボスティーにはグリーンのものが存在します。レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーの違いは、発酵されているかいないかです。発酵したものがレッドルイボスティーで、発酵させずに乾燥させたものがグリーンルイボスティーです。ルイボスは、葉に少し傷がついただけでも発酵してしまうので発酵させないように管理しようとすると手間がかかるのでグリーンルイボスティーの方が高価になります。
レッドルイボスティーは、ほのかな甘みがあり、グリーンルイボスティーと比べると味わいや香りが濃いといわれています。手に入りやすく、価格も手が届きやすいものが多いです。一方で、グリーンルイボスティーはくせがなく、さっぱりしているといわれています。レッドルイボスティーに比べて、抗酸化作用のあるフラボノイドが10倍も含まれているという特徴がありますが、価格は高価です。グリーンルイボスティーは、機械で急速に乾燥するのではなく、天日でゆっくりと乾燥させます。
現地でも日本でも、よく飲まれるのはレッドルイボスティーです。

ルイボスティーの選び方

ルイボスティーは、茶葉で販売されているものから使いやすいティーバッグ式のもの、ペットボトルですぐに飲めるものもあります。独特の香りが苦手な方やポリフェノールが多く含まれているものを好む方は、高価にはなりますがグリーンルイボスティーを試してみるとよいかもしれません。ハニーやキャラメル、ジンジャーなどのフレーバーをつけているものもあるのできっと好みのものが見つかります。

ルイボスティーの飲み方は?

ルイボスティーの飲み方には、煮出し、ティーバッグ、水出しがあります。ルイボスティーは、タンニンの量が少ないので煮出してしばらく置いておいても渋くならないのが特徴です。むしろ、よく煮出した方がルイボスティーに含まれる良い成分が抽出できるといわれています。煮出しの方法ですが、水1Lを沸騰させ、5g程度の茶葉をいれて弱火で10分煮出します。煮出した後は茶葉を取り出してください。水出しの方法は、水1Lに茶葉10g程度を入れて冷蔵庫に約10時間置いておきます。各製品のパッケージに、煮出し専用、水出し専用、両方可能、などと記載してあるので確認してください。ミルクや砂糖、ハチミツを加えたり、レモンバームやカモミールなどの他のハーブを加えたりして飲む方法もあります。妊活中から産後は、なるべく体を冷やさない方がよいので温かいルイボスティーの方がよいでしょう。

まとめ

ルイボスティーには、発酵させているレッドルイボスティーと発酵させていないグリーンルイボスティーがあり、香りや含まれているポリフェノールの量、価格に違いがあります。ルイボスは、南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈でしか生育できず、現地では不老長寿のお茶、奇跡のお茶として重宝されています。最近では、日本でもルイボスティーをよく見かけるようになり、妊婦さんだけでなく、妊活中から産後の女性にとっても嬉しい効果のあるお茶と考えられています。ルイボスティーには、ポリフェノールだけでなく、ビタミン、ミネラルも豊富に含まれているので妊婦さんの悩みに多い、冷え症や便秘の改善、免疫力アップ、アレルギー予防、むくみ改善などの効果を期待できます。ひとことでルイボスティーといっても、さまざまな種類があるので自分に合ったものを見つけてみてください。

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NIPT平石クリニック

院長紹介
(ヒライシ タカヒサ)


専門は内科、消化器科、スポーツ医学。
いつでも頼りになる医療を、さらに日々進化する医療を常に身近に、皆様にとって、なんでも相談出来るようなクリニックを目指しております。

高齢出産が増えている傾向にある日本で、流産のリスクを抑えた検査が出来るNIPT(新型出生前診断)の重要性を高く考え、広く検査が知れ渡りみなさまに利用していただける事を目指しております。


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