胎動はいつから感じる?妊娠周期ごとの胎動や種類、基礎知識を徹底解説


胎動がいつから始まるのか、あなたは知ってますか?

この記事では「胎動がいつから始まるのか」について解説していきます。

結論、胎動は個人差が大きいので、事前に胎動に関して知っておくことが重要です。
初めての妊娠だとわからない「妊娠周期ごとの胎動」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
そのほかにも「胎動を感じる場所」や「妊娠周期ごとの胎動変化」「胎動で知っておきたい知識」について説明していますので、この記事を読んで胎動への心の準備をしていただければ幸いです。

胎動はいつから始まっているもの?

胎動はいつから始まっている?

胎動は赤ちゃんがお母さんの胎内で動くことを指します。

個人差がありますが、赤ちゃんが胎動を始めるのは妊娠8週目頃から。

小さな手足をもぞもぞ動かして胎動を始めますが、あまりにも小さい動きなのもあって母さんが胎動を感じるような動きにはなっていません。
そのため胎動が始まってすぐは気がつかないお母さんも多くいます。

病院などで受けられる超音波検査を使えば、動く様子が見られる場合があります。

胎動はいつから感じるのか

胎動はいつから感じるのか

胎動は個人差が非常に大きいため、人によって感じる周期が違います。

一般的に言われているのは、以下の3つです。

早い人妊娠4ヶ月頃
平均妊娠5~6ヶ月頃
遅い人妊娠7ヶ月頃

赤ちゃんが成長し、お母さんが気付くほどの強さで手足を動かせるようになる時期のため、これだけ個人差が出てしまいます。

胎動は個人差がとても大きい

胎動は個人差がとても大きい

胎動は個人差がとても大きいのが特徴です。
そのため家族や周囲の人に聞いても、同じ例になることはあまりありません

  • 胎動を感じやすい人と感じにくい人の違い
  • 胎動を感じるのが遅い

特に気になる上記2点について詳しく見ていきましょう。

胎動を感じやすい人と感じにくい人の違い

胎動を感じやすい人/感じにくい人の違いは、赤ちゃんの成長以外にお母さんの体質にも由来します。なぜなら、胎動を感じやすい理由は様々だからです。

  • 痩せ型で皮下脂肪が少ない
  • 羊水が少ない

これら以外にも、日中に仕事をしていると、少々の胎動では気付かないといったケースもあります。
感じやすいからといって、悲嘆することはないのです。

胎動を感じるのが遅い

胎動を感じるのが遅くても問題ありません。
なぜなら、赤ちゃんの胎動の全てをお母さんが感じられるわけではないからです。

胎動はお母さんにとって赤ちゃんを感じられる重要なものではありますが、健康に成長してるかは医師の健診によってしかわかりません。そのため胎動が遅くても、産婦人科へ通院して定期健診で超音波検査や胎児心拍監視装置などを受けていれば大丈夫です。

胎動を感じる位置

胎動を感じる位置

胎動を感じる位置は、初期の場合は下腹部のおへその下あたりです。子宮の一番上の部分がちょうどその辺りになるため、赤ちゃんの胎動を感じと取れるようになります。
そのため胎動を感じたい場合は、おへそ辺りに意識を集中してみるのも良いでしょう。

妊娠の周期が進み赤ちゃんが成長すると、徐々に子宮が上に上がるため、やがてはお腹全体で胎動を感じられます。

胎動を感じやすいタイミング

胎動を感じやすいタイミング

胎動には感じやすいタイミングがあります。
一般的に仕事や家事など緊張したり動き回っているときは感じにくい傾向にあり、逆にお母さんがリラックスしているタイミングで感じやすいと言われています。

  • ソファでテレビや雑誌を楽しんでいるとき
  • 食事の前後
  • 就寝前
  • 寝ているとき

中でも食事の最中に胎動が起こると、胃が押されて気持ち悪く感じることがあるかもしれません。
無理せずゆっくり食べるなど心がけましょう。

胎動の感じ方

胎動の感じ方

胎動は妊娠期によって感じ方が変わります。

中でも以下の3つの周期は意識しておきましょう。

  • 妊娠初期(~4ヶ月頃)
  • 妊娠中期(5~6ヶ月頃)
  • 妊娠後期(8~9ヶ月頃)

それぞれどういった胎動なのか詳しく紹介します。

妊娠初期(~4ヶ月頃)

妊娠初期(~4ヶ月頃)は赤ちゃんの力が弱いため、胎動をあまり感じません。
主な胎動としては、以下のようなものがあります。

  • 腸の中で空気が動くような感じ
  • 小さな魚がお腹をつついているような感覚
  • うにょうにょ、にょろにょろという感覚

子宮も小さいため、主に恥骨からおへその下あたりまでの間で感じることが多いようです。

ガスは、腸の中を右から左へとゴロゴロと移動していく感じですが、胎動はとある場所で、「ポコポコ…」とか「トトトン…」て感じだったのではっきり違いがわかりましたよ!

多分まだ小さいので、ガスのように動き回っているような胎動を感じるというよりも、動き回ってる時に子宮にぶつかった場所で「ポコッ」と感じる、といったほうが近いかもしれません♪

引用元:https://qa.mamari.jp/question/349165

私は最初ポコポコでしたが
ニョロニョロ?
ミミズが這うような
くすぐったい感じに
変わりましたよぉ〜!

胎動の位置は
へその下あたり
だったと思います(^^)

胎動懐かしいな〜♡
胎動感じるとお腹の子が
愛おしいですよね〜♡

引用:https://qa.mamari.jp/question/76262

このように、先輩ママも同じような感覚で妊娠初期を迎えています。

妊娠中期(5ヶ月~6ヶ月頃)

胎動:妊娠中期(5ヶ月~6ヶ月頃)

妊娠中期になると、お腹をぼこぼこ蹴るような胎動となります。

これは、赤ちゃんが30cmまで成長し手足も完成して関節を自由に動かせるため、胎動が活発化するからです。
羊水量の増加も理由の1つとなっています。

この時期になると力強い胎動となり、仕事をしていても感じる方も多くなります。
中には、お腹の中からぐっと押されるような胎動を感じるお母さんも。

皮下脂肪が少ない方の場合、赤ちゃんの手足がわかることもあるでしょう。

胎動を感じると嬉しいですよね(*^-^*)
私は6ヶ月入った頃から逆子になってしまい、次の健診では戻ってたりそれを臨月直前まで何度か繰り返していました~
よく膀胱を蹴られている感覚で尿意を感じていました!そういう時はだいたい逆子の状態の時なんですー赤ちゃんの足が下の方にあって(^-^)

でも心配しないで下さいね!逆子とは限らないし、たとえ逆子だとしても最後にはほとんどの赤ちゃんがなおりますから~
人それぞれかもしれませんが胎動は色んな所蹴られますよ(^o^)

引用元:https://qa.mamari.jp/question/83290

私も同じくらいのとき、胎動感じない日ありましたよー‼︎
場所も毎回下の方だったり、おへそらへんだったり…
いろいろでした!!

まだ赤ちゃんも大きさも小さいしお母さんの子宮の広さに余裕があるのでなかなか分かりにくいだけたど思いますよ。

もう少したら痛いぐらいの胎動になると思いますよ‼︎
楽しみですね♡

引用元:https://qa.mamari.jp/question/26527

先輩ママたちも胎動をなかなか感じられず、不安を覚える方も多いようです。

定期健診で毎回検査をしたりなど、検査機器を通じて赤ちゃんの状態を知ると不安が取り除かれますよ。

妊娠後期(8~9ヶ月頃)

胎動の感じ方:妊娠後期(8~9ヶ月)

妊娠後期は中期と違ってダイナミックな動きの胎動が減ります。これは、赤ちゃんが大きくなり子宮内で動けるスペースが減るためです。

この時期となると赤ちゃんも力強くなっているため、押されるとお腹が破れてしまいそうと感じたり、就寝中に胎動で飛び起きることも増える傾向にあります。

妊娠後期になると
動く場所が固定されますよ(^^)

赤ちゃんがその場所で
落ち着いている証拠です♡!

私もいつも同じ場所で
蹴られてるので大体足の
位置とか分かります(b’3`*)

もし心配でしたら
先生に聞いてみると
安心すると思います(〃艸〃)

引用元:https://qa.mamari.jp/question/321887

胎動だと思いますよ( ˊᵕˋ )🌸
大きくなるにつれて
1人目も2人目も胎動が激しいのですが、
胃のあたりに足が浮きでたりします(笑)
痛!!ってなるくらい蹴られます(笑)

引用元:https://qa.mamari.jp/question/835844

先輩ママの中にも結構な数の方が胃の胎動を感じているようです。

赤ちゃんにもちょうど良い場所があるらしく、同じところで動いているといった意見も多く見られました。

胎動で感じる動きのパターン

胎動で感じる動きのパターン

胎動のパターンは、大きくわけて5種類あります。
しかし、手指の開閉や呼吸様運動のように動きが小さすぎて胎動を感じられないものもあるため、実際にお母さんが感じられるのは以下の3つになるでしょう。

手足の曲げ伸ばし(キッキング)痩せ型のお母さんの場合、皮膚の上から手足が見えることがある
体の回旋と回転(ローリング)上下左右の回転
しゃっくり様運動30分以上続く場合がある

胎動時にしゃっくりが多いとダウン症である可能性が高いと言われていますが、医学的な証拠はありません。不安な場合は新型出生前診断(NIPT)を受けるのも良いでしょう。

勘違いしやすい胎動知識

勘違いしやすい胎動知識

胎動には様々な噂や民間知識があります。中には家族や知り合いから聞かされて不安を覚える方も多いでしょう。
特に以下の4つに関しては、事前に知っておくことで心構えが変わります。

  • 胎動が激しいと男の子が産まれる
  • 2人目以降の胎動は感じやすい
  • お父さんが触ると胎動が止まる
  • 臨月になると胎動が少なくなる

それぞれ詳しく解説します。

胎動が激しいと男の子が産まれる

胎動が激しくても男の子は産まれるという医学的根拠は全くなりません
胎動と赤ちゃんの性別・性格は何の関係もないため、聞き流してしまいましょう。

赤ちゃんの性別が気になる場合は、エコー検査を受ければわかります。
その場合、妊娠18~20週で判別できることが多いので、かかりつけ医に聞いてみることをオススメします。

2人目以降の胎動は感じやすい

2人目以降の胎動は感じやすいとありますが、これは事実です。というのも、既に1人目で胎動がどういったものかを経験しているため、弱い振動もわかりやすくなっているのが背景にあります。

胎動自体は同じですが、過去の経験からお母さんが感じやすくなっているのです。

お父さんが触ると胎動が止まる

お父さんが触ると胎動が止まる

赤ちゃんが胎動している時にお父さんが触れると胎動は止まります
お父さんとしては実にショックですが、これは恐がられているのではなく、お母さんと違う存在に気付いてビックリしているだけです。お腹の中からでもしっかり外の世界を認識している証拠でもあります。

胎児とコミュニケーションを取れるのはこの時期だけですので、諦めずにコミュニケーションを取り続けることで、お父さんも胎動を感じられるようになるでしょう。

臨月になると胎動が少なくなる

臨月になると胎動は少なくなります。なぜなら、赤ちゃんが成長し骨盤に頭がはまるため、動きが制限されるからです。
しかし完全になくなるわけではないので、胎動は常に感じ続けることになるでしょう。

油断してはいけないのは、赤ちゃんの胎動がなくなったと感じた場合です。その際はすぐに受診することをオススメします。

赤ちゃんの胎動が急になくなったら要注意

赤ちゃんの胎動を感じなくなったら病院へ

赤ちゃんは絶えず胎動しているため、1時間以上感じなくなった場合は注意が必要です。念のためお腹の上から優しく叩いて刺激を送り、赤ちゃんの反応があるかどうかを確認しましょう。
もし胎動をお感じない場合は、速やかにかかりつけ医を受診することが大切です。

  • 低酸素による胎児仮死状態
  • へその緒が首に巻きついている
  • 胎盤が正常に働いていない

以上のような状態の可能性があります。お母さんと赤ちゃん双方にとって危険なため、すぐに受診するようにしましょう。

気楽に考えることが一番危険です。

胎動はいつから始まってもいいように心の準備を

胎動はいつから始まってもいいように心の準備を

胎動をいつから感じられるのかというのは、個人差が大きくなかなか断定ができません。赤ちゃんの成長スピードはもちろん、お母さんの体質もあるので一概にまとめられないためです。
そのためかかりつけ医を定期受信し、赤ちゃんの様子を検査で知っておくことが重要となります。

妊娠初期・中期・後期と赤ちゃんが大きくなるにつれて胎動も変わってくるので、お腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら待つのも良いでしょう。
お母さんだけでなくお父さんも含めて家族全員で新しい命を出迎えてあげてくださいね。

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